いつかは行きたい北海道一周ドライブ

Vol.04「カトゥーギ」さんの北海道1周レポート

■旅行者:カトゥーギさん(男性・大学院生・20歳代)
■居住地:北海道網走市
■旅行時期と期間:2018年8月(2回)、オマケ2016年6月、2019年9月(4回・計5日間)
■北海道内の主な移動手段:自動車

いちばん印象に残ったのは?

根室さんま祭り
私がおすすめしたいのは根室の「さんま祭り」です。旬を楽しめる魚であり、北海道で食べる根室産の新鮮なサンマは、ぜひとも味わっていただきたい食のひとつです。 しかし、タイミングよく来られないことも多いかと思います。それでもやはり、根室観光はおすすめです! 今回の記事でご紹介したように北海道の東端である納沙布岬もありますし、イタリアンレストラン「Boschetto(ボスケット)」も魅力的です。他にも根室のグルメとして「エスカロップ」も有名です。 また、根室をおすすめするもうひとつのポイントとしては、根室へ向かう道中にも満足のいく観光地があることです。今回の記事ではご紹介できませんでしたが、中標津町にありライダーの聖地として知られている「開陽台」、別海町にあるポークチャップで有名な喫茶店「ドライブインロマン」、道東にある「屈斜路湖」、「摩周湖」、「風連湖」も旅行プランによっては根室へ向かう道中に観光できるスポットです。私自身は、季節限定の「さんま祭り」で大変満足のいく旅行にできましたが、このイベントが無くとも、根室へ向かう際には満足のいく旅行プランを立てることができるかと思います。もちろん私が現在住んでいる網走も、お立ち寄り頂ければさらに充実した観光が満喫できると思います。

2018年8月
網走
帯広
襟裳
室蘭
洞爺湖
厚沢部
函館
青森
函館
せたな
天塩
宗谷
網走
1網走
2帯広
3襟裳
4室蘭
5洞爺湖
6厚沢部
7函館
8青森
9函館
10せたな
11天塩
12宗谷
13網走
往路1~2日目 網走→襟裳→室蘭→函館→青森→宮城
夏休みを利用して地元の宮城県に帰省するついでに網走から函館まで旅行しました。まずは、襟裳岬で朝日を見るため網走を夜中に出発します。
網走から帯広を経由し、えりも町に向かいます。残念ながら雲がかかっていて、襟裳岬での朝日は見られませんでした。ちなみに、帯広を経由しましたので、おいしいもの情報を1つ、帯広と言えば、豚丼やインディアンカレーが有名ですが、私が推したいのは「ランチョ・エルパソ」というレストランです。肉料理がおすすめのお店です!これもまた残念だったのですが、朝日を見に襟裳岬に向かったため、ランチョ・エルパソへ伺う時間は作れませんでした。機会があれば是非!
さて、襟裳岬で朝日を見たら次は、室蘭にある「地球岬」へ向かいます。北海道の自然100選にも選ばれる絶景スポットです。地球が丸いと感じさせられるような景色です。運が良ければクジラやイルカも見られるとのこと…。
室蘭の次は函館に向かって移動します。途中洞爺湖の前を通りかかったので、お土産物屋さんを見てきました。洞爺湖と言えば木刀と思ってしまうのは週刊少年ジャンプを愛読していたからなのでしょうね(笑)。洞爺湖を過ぎたら江差に向かいました。なぜ江差かというと、函館へ向かう道中、最も「ラッキーピエロ」が近くにあるのが江差入口前店(住所は厚沢部)だからです。函館に行く方は必ず寄ってしまうのではないでしょうか? そこで遅めのお昼ご飯を食べ本日の宿「海羊亭」に宿泊します。
この日は市内でお祭りもあったようで、部屋の窓から花火が見えました。夕食後は函館山に上り、有名な夜景を見てきました。ほぼ一日移動で終わってしまったかと思います。改めて北海道の大きさに驚かされます。
翌日ホテルをチェックアウトした後、津軽海峡フェリーに車ごと乗船して宮城県に帰省しました。晴れていたため、船上の風が気持ちよく3時間40分の船旅はあっという間でした。
復路1日目 宮城→青森→函館→せたな
宮城県での帰省を満喫した後、今回も津軽海峡フェリーを利用して北海道へ舞い戻りました。今回の旅の目的は、せたな町です。
道中、七飯町にある「ラッキーピエロ」に寄ってしまいました。道南にいる間は、1日1食ラッキーピエロに寄りたくなります。せたな町には北海道最西端の岬「尾花岬」があります。しかし、せたな町に着いて気づきました。尾花岬までは徒歩で行く必要があり、ルートには結構難所もあるとのこと。軽装備で観光に来た身としては、次の機会にすることにしました。
ですが、せっかく、せたな町に来たので、もう一つの名所、「太田神社」に行きます。太田神社は「日本一参拝の難しい神社」だそうで、時々テレビなどでも紹介されています。確かに所々難所があり、日本一参拝の難しい神社と言われるのも頷けます。本殿の写真は罰当たりな気がしますので撮影は控えましたが、本殿のある場所からの景色は撮影しました。写真からも伺えるかと思いますが、だいぶ高いところにいます。
無事参拝を終えて、網走に帰ろうと思ったのですが、せっかくなので宗谷岬で日の出を見て帰ろうと学生らしいアホな発想で、宗谷岬経由で網走に帰ります。途中札幌で夜ご飯を食べて、道の駅で車中泊し宗谷岬へ向かいました。
復路2日目 せたな→天塩→宗谷→網走
夏休み北海道旅行2日目、車中泊から目覚めるとそこは「道の駅てしお」でした。
正直無茶でした…前日は函館いたにもかかわらず、翌日には宗谷岬に…最後の最後までハードな旅になってしまいました。そんな後悔をしつつも、目的の宗谷岬に到着です。ちょうど日の出のタイミングで到着し、朝日を眺めながら今回の旅を思い返したりしました。
宗谷岬の横にはコスモ石油があります。そこで給油するともれなく、最北端記念のホタテの稚貝ストラップがもらえます。せっかくの記念なので給油していきました。岬を出たら市内にある最北端の線路を見に行きました。中はお土産物屋さんにもなっており、旅の締めのお土産を買って帰りました。
あとはホームベースとなる網走まで寄り道せず帰りました(寄り道する余裕はありませんでした…)。これで今回の旅行は終了です。網走を出発して、地元に帰りながらも襟裳岬→室蘭→函館→宮城県(実家)→函館→宗谷岬と移動しました。よく頑張りました! 一か所をあまりゆっくり観光することはできませんでしたが、行きたかった場所へは行くことができたので、車での旅行としては十分満足のいく旅だったと思います。
オマケ編 2016年6月
網走
足寄
網走
1網走
2足寄
3網走
網走→足寄→網走
以下、道内のみの旅行ですが、季節ごとのおすすめ情報をご紹介します。
2016年6月に、JAあしょろが開催する「ラワンブキかり」へ行ってきました。北海道に住んだことがある方なら、一度は聞いたことがあるはずの「ラワンブキ」。2 mを越す巨大なフキの収穫ができるイベントです!
生ブキを楽しめるのは6月中だけ!とのことで、網走から車で約2時間くらいの足寄町へ。会場にはラワンぶきの加工商品の物販もありました。
いざ、収穫へ!
畑の中に入って気づかされます。「なんだこのでかい植物は!?」
これまで自分より大きな植物と言えば「木」くらいなものでした。しかし、目の前に広がる一面のラワンブキ、友達と行きましたがお互い見失ってしまうほどの規模。畑に入るまではラワンブキの大きさには気づけませんでした。
そして、大きさもさることながら重さも十分に重いです…袋一杯に詰めると、車まで何度か休憩を挟まないと持ち帰れないほどでした。
収穫時間は2時間くらいで疲れ果ててしまいます。なので、午前中のうちに終了です。それほど苦労してでも手に入れたいと思うほど、とれたての味は絶品。新鮮な山菜の香りとラワンブキ特有の触感が何とも言えません!! 山菜が苦手という方にも是非一度、食べていただきたいです。
帰りに、足寄町内にある「足寄動物化石博物館」にも行きました。足寄町で発掘された化石の数々を展示しており、館内には化石のクリーニングを体験できるコーナーもあり子どもから大人まで楽しめる展示になってます。
オマケ編 2019年9月
網走
根室市街
養老牛
納沙布岬
網走
1網走
2根室市街
3養老牛
4納沙布岬
5網走
網走→根室→養老牛→根室→網走
2019年秋の道内旅行は根室の「さんま祭り」です!! この日は12時から開始だったので、お昼ご飯になるよう出発しました。
脂ののったサンマは口の先が薄く黄色くなっていると言います。流石、根室のサンマです。どのサンマも口の先は薄く黄色く、めちゃめちゃ脂がのっていました。会場では新鮮なサンマを岸壁炉端コーナーで焼くので皮までパリパリで香ばしく、見事に頭、背骨、しっぽしか残りません。サンマは食べ放題なので、お腹一杯食べてやると勇んでみましたが、3匹が限界でした。10匹も20匹も食べれるものではないですね(笑)。その他にもサンマを使った料理などが屋台で販売されていました。
お昼ご飯にサンマを食べてお腹も一杯になりました。しかし、サンマを焼いたときの煙がすごいです。服や髪についた煙をなんとかするために、日帰り温泉に入って着替えたいと思いますよね。そこでお勧めしたいのは少し遠いのですが、車で約2時間ほど来た道を戻ったところにある、養老牛温泉「湯宿だいいち」。そこの日帰り入浴が最高です! 今時珍しい混浴もあります。家族で行った際にはお勧めですよね。
さて、さっぱりして帰ろうとするのが普通だと思います。私も帰るもんだと思っていました。しかし、学生の元気は留まることを知らず、また根室に戻ってきました。今度は納沙布岬に行きたいと言い出したのです。まぁ助手席に乗ってるだけなので、黙って連れて行かれました。
というわけで納沙布岬です。なんやかんやで私も北海道の端の岬を制覇しつつあります。あとは最西端の岬に行くくらいですかね...?
納沙布岬に寄った帰り道、夕飯を食べに行きました。場所は根室市内にあるイタリアンレストラン「Boschetto(ボスケット)」です。ここでもまた驚かされました! 価格とクオリティーが一致してません! こんなに安くてボリュームもあり美味しい本格イタリアンが食べられるなんて、予想してませんでした。
すっかり根室の旅行を満喫して帰ろうとしていました。しかし、まだ続きます。帰りに「さんま祭り」会場に戻ってきました。夜になると会場はサンマ漁船の集魚灯で燈され、見たことない光景が見られました。さて、これでやっと帰路に就くことになりましたが、一日がとても長く濃厚な旅行でした。
北海道一周旅行は非常に楽しいです! 北海道は1、2回旅行した程度では観光しつくせるようなものではありません! ですので、時間にはゆとりを持ち、あまり焦って移動されないほうが良いです。本州から来られる方からすると北海道の大きさにイマイチ「ピン」と来ないかもしれませんが、函館から日帰りで知床までとか、根室までとか、ほぼ不可能です(笑)。
ある程度の日数は必要かと思います。それと北海道を移動する時、自動車やバイクを使われる際にはガソリンスタンドには気を付けてください。日曜日、祝日は閉まるのが早いお店も多いです。私も日曜日に遠出した帰りに給油しようとすると、開いているスタンドが無くて何度か焦りました(笑)。
北海道は広く自然が残り、本州とは異なる文化もある土地です。美味しい料理や見たことのない風景を求めて、旅行に来られる訪れる際の参考にしていただければ幸いです。