いつかは行きたい北海道一周ドライブ

Vol.01 「秩父太郎」さんの北海道一周レポート

■旅行者:秩父太郎さん(男性・会社員・30歳代)
■居住地:北海道北斗市
■旅行時期と期間:2014年7月、2015年5月、2015年7月(3回・計12日間)
■北海道内の主な移動手段:自動車

いちばん印象に残ったのは?

北太平洋シーサイドライン
車で走っていて気持ちよかった! オロロンラインや標津から知床へ走る国道244号も最高でしたが、夕陽で黄金色に輝く海と北太平洋シーサイドラインが忘れられません。

2014年7月
大間
函館
苫小牧
秩父別
旭川
宗谷岬
オロロンライン(日本海沿い)
札幌
1大間
2函館
3苫小牧
4秩父別
5旭川
6宗谷岬
7オロロンライン(日本海沿い)
8札幌
1日目 大間→函館→苫小牧
金曜日、大間での仕事が終わってから、そのまま超長距離ドライブ旅第一弾に出発!大間フェリーターミナルを14時過ぎに出航、函館へはあっという間の90分なので、早速ドライブスタート。今回の目的地は宗谷岬!私のドライブ旅は基本的に車中泊なので、眠くなったらすぐに車を停めて休めるよう後部座席に布団を敷いておくこと、そしていつでも温泉等に立ち寄れるようお風呂セット一式を車内に準備しておくのは基本です。
1日目は苫小牧まで走って車中泊。
2日目 苫小牧→秩父別→旭川
本日の朝食は、「苫小牧、朝食」で検索して見つけた「マルトマ食堂」の海鮮丼です。苫小牧漁港内にある店舗内にはサインがびっしり貼られていて、かなりの有名店でした。そして新鮮でリーズナブルな海鮮丼は文句なしの美味しさでした。
稚内を目指してどんどん北上していきます!途中で埼玉県秩父市出身の私としてはぜひ行ってみたかった秩父別に立ち寄ります。秩父別はゆったりした時間が流れる綺麗な町でした。秩父別ではブロッコリーを練りこんだ緑の麺とトマトソースの「緑のナポリタン」をB級グルメとして推しているとのことで、「キッチンハウス小島」というお店で食します。素材の味を活かしたシンプルな美味しさでした。その後ひっそりした雰囲気の秩父神社にも参拝して、秩父別を後にします。
次に行ってみたかった美瑛の青い池へ!青い池駐車場までの渋滞は大変でしたが、白く立ち枯れた樹木と青い池の対比が美しく印象的でした。
次に旭川を目指します。旭川では食べたかった旭川ラーメンを名店「つるや」で。初めて本場で食べる旭川ラーメンは豚骨と魚介のまろやかなしょうゆスープに小麦の香る麺がベストマッチでした。しっとりしたチャーシューもおいしい!
ラーメンを食べた後はいよいよ稚内を目指して北上していきます。夜間の運転なので、時々車を停めて仮眠しつつ、稚内へ向かいます。
3日目~4日目 宗谷岬→オロロンライン→札幌
日本最北端の地、宗谷岬に到着したのは早朝でした。最北端のモニュメント前でしばし最北端に到達した満足感に浸り、稚内を後にします。稚内からは札幌を目指しオロロンラインを南下していきます。
オロロンラインはひたすら海と湿原に挟まれた道が続きます。晴天の空の下、果てしなく広がる海と大地の間を快適なスピードで走り抜けるのは、爽快な体験でした。景色は最高ですがずーっと海沿いの道なのでお店は全然ありません。ようやく市街地に近づいたころには空腹がピークに達し、そんな中で見つけた「元祖浜ラーメン」の看板に誘われ「みさき食堂」というお店に入ります。看板メニューの浜ラーメンは海鮮たっぷりで美味しかった。その後札幌の名店「マジックスパイス」でスープカレーを食べて、一気に函館への帰路につきました。
2015年5月
函館
苫小牧
厚岸
釧路
根室
知床
網走
函館
1函館
2苫小牧
3厚岸
4釧路
5根室
6知床
7網走
8函館
1日目 函館→苫小牧

ゴールデンウィークを利用して、超長距離ドライブ旅ドライブ旅第二弾。今回の目的地は納沙布岬と知床!室蘭の工場夜景も堪能しつつ、一日目は苫小牧市まで走って車中泊。

2日目 厚岸→釧路→根室
2日目の昼食は食べてみたかった帯広の豚丼を「元祖ぱんちょう」で。有名店だけあって長蛇の列でした。
長距離ドライブの途中で釧路の和商市場で勝手丼、厚岸の道の駅で牡蠣天ぷら丼を食べて英気を養います。
根室に向かう途中で走った、夕焼けの北太平洋シーサイドラインは絶景でした。そして根室では、函館民にはおなじみの「ハセガワストア」と外観がほぼ同じ「タイエー」を発見!(タイエーはハセガワストアののれん分けだそうです)。時間が遅くタイエーのやきとり弁当は買えませんでしたが、函館から遠く離れた根室でなんだかほっとする瞬間でした。
辺りはもう真っ暗ですが、今日はもうちょっと頑張って納沙布岬を目指します。なぜならば明日の朝は日本で一番早く昇る朝日が見たいから!
さすが根室は霧の町というだけあって納沙布岬に向かう道はもうもうと霧が立ち込めていました。納沙布岬(望郷の岬公園)の駐車場に停めて車中泊。
3日目 根室→知床→網走
夜明け前の納沙布岬は、朝日目当ての観光客がたくさんいましたが、残念ながら霧のため日本一早く昇る朝日を拝むことはできませんでした。晴れていれば北方領土も見えるそうですがそれも叶わず。旅にはこういうこともあります。またいつか愛する誰かと朝日を見に来るぞと心に誓い、知床目指して出発。
途中、標津から知床へ走る国道244号が10キロ近くずっと直線で、「北海道を走ってるなー!」と実感しました。
知床半島ではヒグマが出たということで地上遊歩道には行けませんでしたが、高架木道から眺める知床五湖の壮大な景色に心奪われました。川が温泉になっているというカムイワッカの温の滝にも行きたかった~!
知床を後にし、網走の道の駅で休憩して今夜は道の駅おんねゆ温泉で車中泊。
4日目 函館
この日は一気に函館に帰ります。途中仮眠を取りながら1日かけて函館に到着しました。4日間の車中泊旅はさすがに応えて、「家のベッド最高」と思いながら眠りにつきました。スマホのGPSで記録していたログがすごいことになっていて、なかなかの達成感でした。
2015年7月
青森
函館
苫小牧
襟裳岬
夕張
帯広
函館
1青森
2函館
3苫小牧
4襟裳岬
5夕張
6帯広
7函館
1日目 青森→函館→苫小牧
この日も、金曜日の青森での仕事終わりで、青森ターミナルからフェリーに乗り込みます。3時間半ほどの仮眠をとり、リフレッシュしてから、超長距離ドライブ旅第三弾に出発! 今回は襟裳岬を目指します。21時頃に函館に着き、車で3時間半ほど走ったら、一日目は恒例の苫小牧車中泊。
2日目 襟裳岬
朝ご飯は「マルトマ食堂」再訪で名物のホッキカレーとホッキのお刺身。ホッキは刺身はもちろんカレーも美味しかった!
そこからひたすら襟裳岬を目指してドライブです。時々サラブレッド?が草を食む牧場を横目に国道235号を南下し、襟裳岬に到着したのは夕方でした。
夕闇が迫る襟裳岬には誰もおらず、強風が吹きすさび、荒波が打ち寄せ、霧の中にぼうっと灯台の光が映し出される光景は、森進一の「襟裳岬」の世界観そのままでした(襟裳岬には「襟裳岬」の歌碑が設置されています)。訪れる時間や時期によって違った印象になるのだと思いますが、私にとって襟裳岬は人が近づき難い、自然の厳しさを強烈に印象付けてくれた場所でした。その後、大樹町まで北上し「道の駅コスモール大樹」で車中泊。
3日目 夕張→帯広→函館
帯広に向かう途中で「愛国駅」と「幸福駅」に立ち寄ります。幸福駅にはカップルたちのラブラブなメッセージカードがそこらじゅうに貼られており、幸せあふれる雰囲気でした。昨日の襟裳岬の厳しく寂しい雰囲気との高低差に耳がキーンとなりました。「幸福駅」は一人で行くのは少し寂しかったですが、またいつか愛する誰かと訪れることを誓い、記念に切符を購入。
その後帯広にて「ぶたはげ」の豚丼を食べて、函館方面へ向けて出発します。
途中、日勝峠で十勝平野の雄大な景色を眺め、夕張の道の駅では、夕張メロンの歴史を学び、カットされた夕張メロン(500円)を購入。しっかり冷やされた夕張メロンは、極上の甘さと鼻に抜ける芳醇な香りに、思わず笑顔になってしまう美味しさでした。
メロンで元気を回復し、一気に函館への帰路につきました。
北海道一周旅行はここでしか見られない光景と美味しいご飯に沢山出会える素晴らしい旅でした!またいつか、今度はゆっくり時間をかけて回ってみたいなあと思っています。
私の行程はかなり無謀な弾丸旅です。個人的には北海道の広大な大地をドライブするだけで楽しいので問題ありませんが、スルーした見どころもたくさんあるので、北海道一周旅行の際はぜひ余裕をもった行程を組んでください。
また、私はこの旅においては、疲れたり眠くなったらスグ車を停めて、後部座席の布団で仮眠するというルールを徹底してました、居眠り運転で事故を起こしては楽しい思い出どころではありません。北海道一周旅行の際はぜひ余裕をもった行程を組んでください(大事なことなので2回言いました)。