いつかは行きたい北海道一周ドライブ

Vol.06「旅人ミッチー」さんの北海道1周レポート

■旅行者:旅人ミッチー さん(男性・無職・30歳代)
■居住地:長野県須坂市
■旅行時期と期間:2019年4月21日~ 2019年5月16日
■北海道内の主な移動手段:自動車

いちばん印象に残ったのは?

白い道(稚内)
私自身、現地に行くまで全く知らなかった場所ですが、眺めの良い丘陵に白い道、青い空、風車、笹などが映えて車で走っていてもとても気持ちの良い場所でした。写真で何枚か撮影しましたが、広大さ、気持ちよさは表しきれないほど綺麗で素敵な丘陵でした。日本中ウロウロしてきたなかでも、人工的ではありますが他では見かけなかった絶景で、とてもおすすめです。

2019年4月 1~4日目
むつ(脇野沢)
佐井
大間
函館
七飯
知内
松前
江差
せたな
島牧
寿都
積丹
余市
1むつ(脇野沢)
2佐井
3大間
4函館
5七飯
6知内
7松前
8江差
9せたな
10島牧
11寿都
12積丹
13余市
「ちょっとお出かけ」旅(巨編ですが。笑)、北海道編です!

「ちょっと思いつきのお出かけドライブ」をテーマに、目的地を決めず完全成り行き任せで日本一周半ほどドライブしてきました。
「ちょっとお出かけ」スタイルなので超軽装・低予算、ドライブなので軽スポーツカー(ダイハツコペン)。そして宿代節約の為、2シータの軽で強行車中泊。
道の駅を拠点に旅先で観光、飲食などを調べつつ自由に巡り、その日その時間になるまでどこで何しているか全くわからない、そんな旅です。今回はその旅の中から、北海道一周編をご紹介します。

2019年4月21日(1日目) 大間→函館
低予算の激安旅なので少しでもお得に!ということで、津軽海峡フェリーの「海割ドライブ」をネットで発見し利用しました。台数限定で5日前までに予約および事前決済が必要なので、数日前から夜な夜な決済予約し、時間調整しつつ少しずつ北上、前日に下北半島まで来ました。そして本日はフェリー予約の日なので車中泊した道の駅から寄り道しつつ、大間フェリーターミナルを目指しフェリーで函館へと旅します。

車中泊した道の駅からまず寄り道したのが、「仏ヶ浦(青森県)」です。ここは、下北半島にある絶景の1つで、ブルーの海に巨大な岩々が超圧巻でした。写真や言葉では言い表しにくい大迫力なので是非訪れて肉眼で感じてほしい場所です。専用駐車場があり、そこから徒歩10分程度で海岸に降りて見に行く感じでした。専用の船で海側から行く方法もあるようです。
その後北上。定番スポットの1つ「大間崎(青森県)」。ここは言わずとも知れたマグロの町で本州最北端の地です。マグロとファイティングしているモニュメントがありとてもインパクト大!ただ、予想外に観光施設は少なかったし観光客も多くなかったです。そして寄り道しすぎてフェリーの時間が迫っていたこともありマグロを食べる時間が無かった…。
ということで急いで大間フェリーターミナルに向かい津軽海峡フェリー(大函丸)に乗船。
大間~函館間は所要時間90分なので、船内散策や海の景色を眺めていると、アッという間に到着しました。船内は綺麗で売店もあり、揺れも少なくとても快適でした。
函館に上陸したのは夕方。激安旅なのでコスパ重視で近隣をネット検索したところ、「萬福食堂」というリーズナブルな価格でデカ盛りが食べられるお店を発見。そしてうれしいことに回数制限があるものの、ご飯おかわり無料。といってもおかわり無料は「100杯まで」なので、心配なかったです(笑)。
チョイスしたのは「から揚げ定食(カレー味)」。名物のザンギではなかったものの、評判通りの美味しさとデカ盛り具合で、ご飯を数回おかわりしつつお腹をパンパンにしてきました(笑)。ちなみにデカ盛りチャレンジメニューがあるようです。私には無理です(笑)。
そして、近場の道の駅で車中泊し、明日行く場所の情報収集です。
2019年4月22日(2日目) 七飯
近場の観光名所を調べたところ七飯町に「大沼国定公園 」があることを知り、早速観光へ。
北海道の大自然を感じられる自然公園で湖に浮かぶ小島の数々、その背景にある駒ケ岳がとても絶景でした。名曲[千の風になって]が誕生した地のようで、モニュメントが埋まっていました。
近くに「大沼森林公園」があったのでそちらも寄り道。
遊歩道が整備されており森林を満喫できました。湿地帯エリアもあってちょっと時期が遅かったものの、水芭蕉が楽しめました。
その後は本格的に北海道一周スタート。右回りで巡るか左回りで巡るか迷いに迷った末に、何となく気分で右回りに決定。北海道最南端を目指し南下し始めました。
2019年4月23日(3日目)松前→上ノ国→江差
北海道最南端「白神岬」を目指して南下。
海岸線の道沿いにモニュメントがある程度でした。道路より内陸部に灯台がある感じで、普通の海岸で岬っぽさが無く、少々期待外れでした。
そして近くの「松前公園」へ。ここは「日本さくら名所100選」の地の様で松前城(資料館)がありました。桜見本園があり数百種類合計1万本があるとか。訪れた時期が少々早すぎたようでツボミ"満閉"でした(笑)。
北海道最南端は制覇したので北上開始。道中「北海道夜明けの塔」というのをあるのを知ったので立ち寄りました。海岸線沿い道路から外れ小高い山を登った所にありましたが、展望台で風車のある北海道らしい広大な景色を堪能でき、予想外に良いところでした。
さらに北上すると「道の駅江差」という日本一小さい道の駅を発見。店員さんにお話を聞くと併設されているトイレのほうが大きい為、トイレと売店を間違えて入る人も結構いるのだとか(笑)。店内はとても狭く、「小さいものミュージアム」がありました。ミニチュアの様で結構楽しめました。そして、お土産は小さい羊羹や、用途に悩むような小さいグッズが色々ありました。
2019年4月24日(4日目)せたな→寿都→積丹
小樽目指して北上。海岸線沿いをメインに観光名所等を調べつつ進むものの、道中大きな観光名所は発見できず。結果、灯台や岬巡りの一日になりました(笑)。
まず発見したのが「茂津多岬灯台」という、日本一標高が高いところにある灯台。ちょっと気になったので登って見てきました。しかし、灯台があるだけで他に何もなく、そして特に眺めも良いわけでもなく、ちょっと残念でした。
気を取り直して北上を続けると今度は「弁慶岬」を発見。
現地の案内板によると義経と弁慶伝説の地のようで、岬らしさはあり、眺めはそこそこよかったです。
そして北上し本命の「神威岬」。とても綺麗な岬のようなので、行ってみたかった所でした。岬周辺はススキが広大な面積を占めて絶景に映え、凄く雰囲気が良いところでした。しかし、訪れた時はかなりの強風で岬へと続く道は閉鎖されており、遠目に灯台を眺め、泣く泣く離脱。
名残惜しいので隣の岬「積丹岬」へ行ってみました。こちらもススキが良い雰囲気を出していて、予想外に綺麗な情景が見られました。次の岬は「黄金岬」のつもりだったけど、夕暮れで雨も降ってきたので今回はあきらめ、小樽を目指し旅を進めることに。
2019年4月 5~8日目
余市
小樽
当別
札幌
岩見沢
奈井江
1余市
2小樽
3当別
4札幌
5岩見沢
6奈井江
2019年4月25日(5日目)余市→小樽→札幌
車中泊した道の駅横にある「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」の工場見学をしました。自由見学の他、定期的に開催のガイダンス説明付きのツアーがあり、折角なのでガイダンス付きで見学。エピソードを聞けたり、貴重な資料などを見ることが出来、面白く、とても良い経験になりました。試飲もありましたが私は車旅なので、リンゴジュースで我慢でした(笑)。
そして「小樽」へ。
言わずと知れた有名観光地。愛車を放置し、徒歩で小樽運河を中心にかなりの距離をぐるぐると散策。小高い丘から市内を一望したりもしました。ランチは、コスパがよさそうな名物のザンギ丼とお蕎麦のセットを発見し食べました。ボリュームはそこそこでしたが、味は結構おいしかったです。
夕暮れまで小樽に滞在し、街灯が灯るのを待ちます。想像通り街灯が凄く良い雰囲気を出しており、小樽運河の情景がより一層引き立たち、とても綺麗でした。
そして札幌へ。
2019年4月26日(6日目)札幌
ネットや道の駅で調べた情報を元に、本日は札幌観光。
まず近場の「モエレ沼公園」から散策しました。有名な彫刻家が手掛けた幾何学的な広大な公園のようで、元々がごみの埋め立て地だったようです。しかしその面影は全くなく広く綺麗に整備された公園でした。案内板では「km」単位で書かれていたりするあたり、北海道のスケールのデカさを感じました(笑)。園内にはシーズンおよび時間限定の巨大噴水があり楽しめますし、スポーツ施設も併設されていました。
ランチは低価格でがっつりと。ということで探し出したのが「とんとん亭」。平日ランチ焼肉食べ放題が税込1000円(当時)! セルフで肉を山盛りにして焼いて食べました。北海道名物のジンギスカンもあったので、がっつり食しました。普通の焼肉スタイルで(笑)。
その後は「白い恋人パーク」へ。初めて行ったのですが異国の雰囲気を味わえ、日本にいることを忘れかけるほど。時間ごとに園内全体のカラクリ仕掛けが動くイベントがあり結構楽しめました。ちょうど訪れたときは改装中で、フルに楽しめなかったのは非常に心残りでした。
明日も札幌散策予定なので、同じ道の駅に戻って車中泊。
2019年4月27日(7日目)札幌
札幌観光2日目。再び愛車を放置して徒歩で札幌市内中を散策しました。
とりあえず定番スポット巡り。札幌時計台、テレビ塔、赤レンガ庁舎、サッポロビール博物館他など。全部徒歩で巡ったので、相当な距離を歩いたわけです。
ランチは帯広豚丼を頂きました。帯広じゃないし、まだ帯広に行っていないけど(笑)。肉厚な豚肉を目の前で炭火焼きしており、牛丼チェーン店の豚丼とは比べられないほどおいしかったです。
明日も札幌近郊を散策予定なので、三たび、同じ道の駅で車中泊(笑)。
2019年4月28日(8日目)札幌→岩見沢
札幌観光3日目。広大なモエレ沼公園の横にある広大な農業体験施設「さっぽろさとらんど」が本日から営業開始ということだったので行ってみました。広場やBBQ、牛さんやヤギさんとの触れ合うこともできる複合施設で、色々と楽しめる感じでした。ザーッと散策しましたが周るだけでも数キロ単位(笑)。のんびりしていたら旅が進まないので、早めに切り上げ旭川方向を目指して旅を再開。
ランチも当然コスパ重視なので近隣で探したところ、岩見沢で「麺人しょう太郎丸」を発見。北海道に来てまだラーメンを食べていないので、めでたくそのお店に決定しました。ここは野菜の量を同じ料金で調整できるのが特徴。ということで野菜max盛りにして頼んだら、やっぱり結構なボリューム。といってもほとんどモヤシでしたが(笑)。麺を発掘するのが結構大変でしたが、無事完食。かなり満腹になりました(笑)。
2019年4・5月 9~13日目
奈井江
赤平
富良野
美瑛
旭川
中川
幌延
豊富
稚内
浜頓別
興部
1奈井江
2赤平
3富良野
4美瑛
5旭川
6中川
7幌延
8豊富
9稚内
10浜頓別
11興部
2019年4月29日(9日目)奈井江→赤平→富良野
車中泊した「道の駅ハウスヤルビ奈井江」は、ちょうど直線道路日本一の中間地点に位置しているようで、モニュメントがありました。歩道橋があったのでそこから景色を改めて眺めましたが、本当に直線でびっくり。これが、29.2kmも続くとは。北海道の大きさを改めてを感じました。個人的にそのまま加速して空でも飛びたくなりました(笑)。
道中得た情報から、エゾエンゴサクやカタクリの花が咲き乱れる群生地「浦臼神社」が近くにあるようなので行ってみました。ちょうど訪れた時期がベストシーズン。それぞれ満開で、木々の下に青い絨毯の様に映え、とても綺麗でした。リスもいました。
その後は旭川方向を目指し旅を再開。道中、「旧赤間炭鉱ズリ山階段」という観光地を発見。看板の「日本一」の文字に惹かれて立ち寄りました。777段のズリ山階段が日本一のようで、頂上は展望台になっており、眺めがよいようなのでプチ登山してきました。流石にノンストップとは行かなかったのですが、ほぼ休まず登頂。とても良い運動になりました。標高はそれほど高くないものの赤平市が一望できました。
そしてその近くには「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」があったのでこちらも見学。炭鉱関係の貴重な資料が200点以上展示されており、うれしいことに入館無料。炭鉱側のガイド付きツアーは有料で、本日分は終了。その為、無料展示の機関銃とか資料を眺めるだけで離脱しました。
その後は富良野方向へ。「ニングルテラス」という場所を発見し、立ち寄りました。森の中に小さなログハウスが立ち並び、それぞれ様々な伝統工芸品を販売するショップになっていて、雰囲気はとてもよかったです。
2019年4月30日(10日目)美瑛
本日は旅の途中で知った[日本で最も美しい村]連合の1つである美瑛町の散策。
もっとも有名な「白金青い池」。立ち枯れているカラマツが池の中にあり、幻想的な雰囲気のスポットでした。L字状の遊歩道から眺める感じで写真を沢山撮りましたが、微妙に逆光でうまく撮影出来ず改めて写真の難しさを感じました。
その後は町側へ移動し散策。町の丘にはビュースポットが幾つかあり、ひと通り案内マップを参考に巡りました。ケンとメリーの木(ポプラ)、セブンスターの木(カシワ)、親子の木、そしてマイルドセブンの丘など。木が生えているだけといえばそれまでだけど、農村景観と共に映えてすごく綺麗でした。ただマイルドセブンの丘の木は近年伐採され、少々残念な状態にありますが、それでもすごく綺麗でした。
そしてラベンダー畑で有名な「四季彩の丘」へ行ってきました。北海道らしい広大な面積の畑に花々が咲き乱れる素敵な場所のはずですが、私が訪れた時期はオフシーズンで花々はほぼなく、ほとんどが地面状態でした(笑)。
それでも、バギー、トラクター列車、アルパカ牧場などもあるのでそこそこは楽しめそうでしたが、今回の旅はエコ旅なのでスルーし、旭川へ向かいました。
2019年5月1日(11日目)旭川
本日は旭川市観光。「北鎮記念館」という旧陸軍や屯田兵などの資料が展示されている資料館が入館無料だったので立ち寄りました。某アニメの聖地にもなっているようで丁度コラボイベントをやっていました。拳銃や刀、古いお金などが様々展示されていて、中々楽しめました。
その後は「男山酒造り資料舘」が近場にあったので立ち寄り。男山は飲んだこともないし、日本酒はほぼ飲まないけど、無料なので行ってみたのです(笑)。様々な文献や資料、道具等が展示されており、酒造りの流れ等、学ぶことができました。また、お酒に使われている長寿の水が無料で汲むことができ、結構よかったです。
チラシで情報を得たのですが、カタクリの花が咲くこの季節のみ「男山自然公園」が開園しているということで、そちらも見に行ってみました。少々距離が離れていましたが、実際に行くと、そこそこ広い森があり整備された遊歩道を歩いて巡る感じ。カタクリの花と森の木々のコントラストがとても綺麗で印象的でした。水芭蕉とかもありました。
そして旭川を離脱、稚内を目指して内陸部を北上します。
2019年5月2日(12日目)幌延→豊富→稚内
本日も引き続き、稚内を目指して北上します。
道中、幌延町の「日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センター ゆめ地創館」に立ち寄りました。
原子力発電の使用済み核燃料の放射性廃棄物質の最終処分について研究および紹介しており、原子力発電等について学べて、とても勉強になりました。館内のエレベータにもアトラクション的な仕掛けがあり、実際に地下深くに降りていくような演出で結構面白かったです。子供向けのコーナーもあり、入館料も無料、とても良かったです。
そして、ほぼ真横にある「トナカイ観光牧場」にも行ってきました。こちらはあまり見ることのないトナカイを実際に見ることができてとても楽しいです。シカは時々見ていて慣れていたのですが、やはりトナカイと比べると違うなぁーと改めて実感しました。なんかシカに比べ可愛さが少なく、ちょっとイカツイなって思いました(笑)。それから1頭だけ角がふさふさしていて、まるで作り物のようだった。あれは本物だったんだろうか? 未だに謎です(笑)。
そして北上。豊富町の「サロベツ湿地センター」に立ち寄りました。サロベツ原生花園に併設されたガイダンスセンターで資料展示が多々あり、サロベツ原生花園について概要を知ることができました。その後は木道にて原生花園を散策しましたが、シーズンオフで何もないし、雨でずぶ濡れになるし、くたびれもうけでした(笑)。
そして、稚内の「ノシャップ岬」。利尻山を望める綺麗な岬のようですが、私が訪れたときは雨も降っていたこともあり、視界が悪く何も見えず、短時間にて離脱したことから「イルカ時計が可愛い」という印象しか残りませんでした(笑)。
夕食は、コスパ飯で見つけた「ボリューム亭」。稚内駅から徒歩圏内にある洋食屋さん。アメリカンバーの様な店内の雰囲気はとても良かったです。ここではハンバーグカレーを頂きました。大き目で肉厚なハンバーグは店の名に恥じぬボリューム感でとても美味しく大満足でした。
2019年5月3日(13日目)稚内→浜頓別
本日は宗谷岬を目指します。道中、google先生に観光地を聞いたところ近くに「白い道」があると教えられ、絶景っぽいので行ってみました。稚内名物の帆立の白い貝殻を再利用し砕いて撒いた道で、結構な長さがあります。眺めの良い丘陵に白い道と青い空が映えて、写真では表しきれないほど綺麗で気持ちよかったです。その綺麗な丘陵を北上し「宗谷岬」へ。時々テレビなどで見かけるお馴染みのモニュメントやお土産屋さんがある程度。ちなみに最北端の建物は”トイレ”なのです(笑)。
最北端に到達したので今度は最東端を目指し南下を開始。道中浜頓別の「クッチャロ湖」に立ち寄りました。知らなかったけど、すごい数の白鳥やら鴨がいてびっくり。まさに”白鳥の湖”でした(笑)。パンをあげている人もいました。私は餌のパンを持ち合わせていませんでしたが、餌をあげるふりをしたら見事に引っかかって、必死に飛び上がる鴨のしぐさがとても可愛かったです。
その後も海岸線沿いを南下。
2019年5月 14~18日目
興部
紋別
北見
網走
大空
津別
阿寒
弟子屈
清里
網走
斜里
根室
浜中
厚岸
白糠
1興部
2紋別
3北見
4網走
5大空
6津別
7阿寒
8弟子屈
9清里
10網走
11斜里
12根室
13浜中
14厚岸
15白糠
2019年5月4日(14日目)紋別→北見→網走
本日も引き続き網走を目指して海岸線沿いを南下します。道中休憩を兼ねて紋別の「海洋公園」に立ち寄りました。
流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱに乗船できたり、初代を見ることができるところで、結構広い。そしてよくわからないけど巨大な鐘のモニュメントや、紋別名物になっている巨大カニ爪オブジェが見られます。一応の観光名所ですが、それほどの感動はなかったです(笑)。
その後も海岸線南下。サロマ湖横を通ったので「ワッカネイチャーセンター」に立ち寄りました。サロマ湖や原生花園の説明があるほか、お土産がある程度。そしてワッカ原生花園も見てきたのですが、シーズンオフで枯草状態でした(笑)。
そして網走へ。普通なら「網走監獄」に行くところですが、高校の修学旅行時に一度行っているし、入館料がちょいとお高いので今回はスルー。代わりに「網走刑務所」に行ってみました。こちらは入口まで見学可能ですが、展示は1部屋程度で特にわざわざ来るほどではなかったかな。
近くに「メルヘンの丘」があるので行ってきました。なかなか雰囲気は良かったのですが、まだ畑が完璧でない上、逆光でまぶしいし、写真はうまく撮影出来ずとても残念でした。
2019年5月5日(15日目)釧路(阿寒)→弟子屈→清里
本日は早朝より湖巡り。手始めに「阿寒湖」。流石に有名なマリモまでは発見出来なかったのですが、とても綺麗で落ち着いた場所でよかったです。近くには水芭蕉があって木道が整備されとても綺麗。お土産屋さんのアイヌコタンとかも散策しましたが、早い時間のためまだ営業していませんでした。
続いては、「屈斜路湖」。こちらも落ち着いた雰囲気ですごく良い感じでした。場所を変えると温泉が出る砂浜がありました。これは知らなかったので驚きました。
摩周湖を目指していたとき、「硫黄山」という観光地を見つけたので立ち寄ります。ゴーゴーと音を立てて噴煙が出ていて硫黄の匂いがする山で、噴気孔の近くまで行けて貴重な体験ができました。
そして「摩周湖」。霧で有名な摩周湖ですが、本日は霧1つなく中央の孤島も綺麗に見えていました(笑)。
近くに「神の子池」という青い綺麗な池があるという情報をゲットしたので、そちらも見に行くことに。青い池の中に倒木があり、幻想的な雰囲気を醸し出している綺麗なフォトスポットでした。ただ、湖面の反射などがあり写真撮影は相当難易度が高く、手持ちのスマホでは太刀打ちできませんでした。ちなみにそこに行く道は舗装されていない砂利道で、2kmくらいあります。
2019年5月6日(16日目)斜里
湖巡りは昨日終えたので本日は南下。斜里町にある「天に続く道」が以前から気になっていたので行ってきました。
北海道ならではの28kmの直線道路が、高低差でジグザグして、そのまま天伸びるように続くことからそう呼ばれています。北海道でしか見られない絶景の1つでなかなか良かったです。
そして、世界自然遺産にも登録されている「知床五湖」へ。熊などの心配がない高架木道遊歩道は自由散策可能なので、今回はそちらを通って一湖を見に行きました。結構強風だったけど、雪がまだ残る知床連山、笹、湖がそれぞれよい雰囲気をだしていてとても綺麗な景色でした。
2019年5月7日(17日目)根室→浜中
本土最東端で有名な「納沙布岬」へ。例の巨大なオブジェクトがありました。景色は普通でした。
根室なので根室名物エスカロップを食すことに。近隣を調べたところ「喫茶薔薇」が良さそうなのでそこにしました。バターライスにとんかつが乗ったもので、とてもおいしかったです。決してデカ盛りではないので、がっつり食べたい私には少々物足りなさもありましたが。
最東端を制覇したので西に進みます。途中「霧多布岬」に立ち寄り。こちらは形状的に岬らしいところでしたが、天候が良くないため景色はあまり良くなかったです。
「涙岬」というところがあったのでこちらも立ち寄りました。案内板がなぜか「ルパン三世」でした(モンキー・パンチ氏の生まれ故郷らしい)。少し歩くけど夕暮れ時の雰囲気がよく予想外に割と綺麗な所でした。
もう一か所岬に行こうと思っていましたが、日が暮れてしまったので、近場の道の駅で車中泊。明日、少し戻って行ってみることにしました。
2019年5月8日(18日目)厚岸→釧路
昨日行きそびれた「愛冠岬」。少し離れた駐車場に車を駐車し森林とかを歩いて向かいましたが、普通に鹿が闊歩していたり森と同化していてびっくり。それだけ自然豊かな環境だと改めて感じました。岬自体は結構眺めがよくて、意外によかったです。
その後は「釧路湿原」へ。無知な私でも名前は知っていたとても有名な場所で、是非行ってみたかった場所。サテライト展望台は木道遊歩道が整備されており、森の散策とともに楽しめました。展望台からの眺めは、草花が青々とする季節には早いため枯草状態。広大な湿原ををかなり遠目に眺める感じ。眺めは良いのですが、今の季節は少々残念でした。
釧路湿原横に「北斗遺跡」があったので立ち寄りました。巨大な竪穴式住居が複数棟、復元管理されています。お話を伺う機会があったので色々お話させて頂き長居をしてしまいましたが良い経験となりました。今は竪穴式住居を作れる人も少ない上、材料費が高いので、かなりお高いとのこと。そして、定期的に焚火をして防虫対策や木々の防腐しているそうで、維持管理も結構なもののようです。
2019年5月 19~22日目
白糠
豊頃
池田
音更
帯広
広尾
えりも
新冠
新ひだか
苫小牧
千歳
支笏湖
札幌
苫小牧
1白糠
2豊頃
3池田
4音更
5帯広
6広尾
7えりも
8新冠
9新ひだか
10苫小牧
11千歳
12支笏湖
13札幌
14苫小牧
2019年5月9日(19日目)豊頃→池田→音更→帯広
本日は帯広方向に向けて旅をします。相変わらず道の駅や現地情報などを元に、ウロウロと寄り道してます。
豊頃では「ハルニレの木」。道の駅などの情報を元に訪れてみました。時期的に葉はなかったのですが、木の形状も良く、いい雰囲気。近くには休憩所の「ハルニレハウス」があり、部屋に入るとセンサーでハルニレの詩が流れる仕掛けがありました。
名前に惹かれて行ってみたのが「ワイン城」。雰囲気はなかなか良かったです。現代の工場の生産ラインの一部が見れるほか、お土産が買えたり試飲できたり、レストランで飲食ができる感じ。ただ、激安旅の今回からすると予算を遥かにオーバーしていました(笑)。
音更には「白樺並木」の綺麗な場所があるようなのでそこも行ってきました。確かに良い雰囲気でした。映画のロケ地とかでも使われるとか。私も愛車とともに記念撮影してきました(笑)。
この近くでは「愛国駅」→「幸福駅」が有名で、帯広にあるようなので両者へ行ってみました。
「愛国駅」は現在、交通記念館になっていて、駅舎内は規模は小さいながらも当時の用具などが展示されています。また蒸気機関車等もあり結構楽しめました。「幸福駅」も当時の車両展示があり楽しめました。また夕暮れになるとライトアップされていて雰囲気も中々。近隣には愛国神社と幸福神社があるので合わせて巡るとよいかもです。
2019年5月10日(20日目)広尾→えりも
道中「サンタランド」なる観光地を発見。ここは”恋人の聖地”らしい。シーズンになるとイルミネーションが綺麗だとか。今は完全にシーズン真逆で、なおかつ男一人旅には全くもって無縁の場所でした(笑)。
「襟裳岬」。無知な私でも名前は知っていた岬。しっかりと見てきました。岬らしいしっかりとした場所で、天気もよかったので眺めは結構よかったです。
2019年5月11日(21日目)新ひだか→苫小牧
本日は苫小牧に向けて北上。
その前に、車中泊した場所の近くに「日本さくら名所100選」かつ「日本の道100選」に選ばれている「二十間道路桜並木」があるようなので行ってみました。
予想はしていましたが、完全に葉桜。直線状の道も綺麗で、街路樹がすべて桜なので相当綺麗な桜街道だろうと予想できるだけに、少々残念だった。
そして北上。苫小牧でリーズナブルで有名なお店「マルトマ食堂」を知ったので行ってみました。昼時なので予想はしていましたが、結構な行列ができていました。ここまで来たので並びましたが、1時間くらい待ちました。狭い店内でしたが、天井までサイン色紙で埋まっているあたり、人気のお店であると窺えます。日替わりの「マルトマ丼」を注文。当時の値段ですが、1300円で煮つけなどの小鉢がついて、とてもお買い得でした。そして評判通りとても美味しかったです。
その後は近くの入館無料の「苫小牧市科学センター」に行ってみました。個人的に科学センターが好きなので結構楽しみにしていて、行ってみると想像以上。展示関係は年期が入ったものが多かったですが、プラネタリウムは無料で見られるし、宇宙船ミールの予備機が展示されていて色々見ることができました。宇宙食などの展示もあり、無料以上の価値を感じられます。また現地で知ったことですが、私が知っていた某アニメの聖地でもあり、現実で同一場面を見られてとてもよかったです。
2019年5月12日(22日目)千歳→札幌
本日は千歳観光。真っ先に気になっていた「支笏湖」に行ってみました。北海道らしさを感じる、落ち着いた、自然豊かで綺麗な湖でした。
その後札幌に舞い戻りました。「北海道博物館」にてニュージーランドのマオリのカパ・ハカグループの歌や踊りのパフォーマンスや、織物、彫刻などの展示が無料で見られるので行ってみました。パフォーマンスは大盛況で、予定時間を大きく延長する感じで、リアルなハカを見ることができ、とても楽しめました。
2019年5月 23~26日目
苫小牧
登別
室蘭
壮瞥
洞爺湖
函館(大船)
函館
大間
むつ
東通
横浜
1苫小牧
2登別
3室蘭
4壮瞥
5洞爺湖
6函館(大船)
7函館
8大間
9むつ
10東通
11横浜
2019年5月13日(23日目)苫小牧→登別→室蘭
本日は函館に戻るべく南下開始。室蘭を目指します。
道中、「樽前ガロー」という観光名所の一つがあるようなので立ち寄りました。結構、場所はわかりにくかったです。インターネット上の写真だと幻想的でとても綺麗だけど、その撮影場所っぽいところはよくわからず、その辺を実際にスマホで写真を撮ると普通の小川でした(笑)。場所が違うのか撮り方が悪いのか…。
その後も南下をし、有名な「登別温泉」に立ち寄り街歩きをしました。地獄谷などを遊歩道を巡りつつ散策。結構広く見ごたえは十分で、川の足湯まであって大盛況でした。
本日の目的地は室蘭。「地球岬」へ行ってきました。天候も非常によく、結構綺麗な岬でよかったです。
2019年5月14日(24日目)壮瞥→洞爺湖→函館
本日も函館を目指します。
最初の寄り道は「昭和新山」。言わずと知れた、噴火で新たにできた山。実際に現物を見るとスケールがデカく、すごく驚きます。また周りの木々の青々した情景ともマッチし結構綺麗。周りにはアイヌ記念館やクマ牧場などもあり、見るところはそこそこありました。フェリーの予約が微妙に迫っているので、あまり長居はできませんでした。
そして、「洞爺湖」。とても綺麗な湖でした。湖畔一周が彫刻公園になっていて、様々な彫刻が楽しめるのも中々良かったです。斬新なデザインや面白いデザインのものなど様々な作品があり結構楽しめました。ひと通り見てみたかったものの、湖畔一周がフルマラソン並みの距離らしく、鑑賞には朝から晩まで歩き続けてコンプリートレベルなので諦めました(笑)。軽くルーブル美術館を超える、北海道らしいスケールの大きさに改めて驚きました。
洞爺湖近くにある「洞爺湖ビジターセンター火山科学館」。入館無料で洞爺湖について学んだり、火山について学んだりできます。ビジターセンターの裏手には2000年に噴火した有珠山の噴火遺構が保存されていました。溶岩の流れ込んだ温泉施設やアパート、流された橋などが当時のまま残っており、悲惨さを実感。最終的に軽く山を登り、噴火口まで見てきました。こういう遺構はなかなか見ることはないので、貴重な経験ができとても勉強になりました。
そして函館目指し海岸線沿いを走り続けました。
道中「大船遺跡」があったので立ち寄りました。夕方だったのでビジターセンターは見られなかったのですが、復元された竪穴式住居などは見学できました。2021年7月に世界遺産の登録が決定したこともあり、閉館していたビジターセンターと合わせてもっとよく見ておけばよかったと、今になって少々後悔しています。
2019年5月15日(25日目)函館
本日は函館観光。
朝イチで、干潮時しか入浴出来ないレアでワイルド野湯「水無海浜温泉」に行ってみました。この手の温泉は、私が知る限りあとは屋久島にあるのみ。屋久島側は制覇済なのでこちらも入ってみました。お湯内の岩がツルツルで、足を滑らせ、岩場に足を強打。温泉効果で回復するどころかダメージを負う始末で本末転倒でした(笑)。湯内には昆布やら沢蟹が沈んでいて"良い出汁"が取れており、まるでお味噌汁の心境で入浴しました(笑)。
そして、定番の「五稜郭公園」。初めて訪れたのですが、北海道にしては小ぶりな公園だと感じました。その後は函館市内を散策。函館の定番「ラッキーピエロ」の名物、チャイニーズチキンバーガーもしっかり食しました。甘辛のジューシーから揚げがしっかり入っていてボリュームもそこそこあり、評判通りとても美味しかったです。あとは、赤レンガ街を散策したり、夜は日本3大夜景の1つ、函館山から見る函館の夜景を見てきました。流石に3大夜景というだけあり、すごく綺麗でした。写真撮影は古いスマホだったため、夜景モードや手ブレ補正機能は一切なく、撮影には数秒間スマホを固定する必要があり、三脚すらなかったので大苦戦。結局そこそこ綺麗に撮影はできましたが、やはり迫力に欠けました。
夜は北海道初日に車中泊した同じ道の駅で車中泊。約1か月ぶり。もっと早くここに戻る予想でしたが、成り行き任せの旅だったし、北海道が広大で見どころ満載だったこともあり、順調に遅れたわけです。夕張市とか留萌市、大雪山国立公園とか、まだまだ行けていないところが沢山あるのが心残りでした。
行きと同様、帰りも津軽海峡フェリーの「海割ドライブ」を数日前から予約していた為、旅終盤は少々忙しくなってしまいました。
2019年5月16日(26日目)大間→むつ→東通
本日は北海道離脱。午前中の便で函館ターミナルから津軽海峡フェリーに乗船し、大間ターミナルへ向かいます。

下北半島に戻り、まずは「恐山」へ行きました。三途の川、風車がある情景など中々の雰囲気。地面も熱を発しており靴底からも温度を感じました。敷地内に温泉もあり、入ることができました。中々他にない雰囲気なのでとてもよかったです。
その後は尻屋埼灯台を見に行くも、絶賛工事中で立ち入れない。そして霧で眺めも良くなかったのが残念でした。収穫がないまま離脱。帰り道に寒立馬という馬が道路を占拠していました。今まで見た中で一番体格のよいデカい馬で、少々驚きました。私の車は小さいので、高さとかでも完全に馬の方がデカかったです(笑)。
そしてその後、南下を開始。

こんな感じで私の旅は続いたわけです。
ちなみに私が今回、北海道エリアを「車中泊激安旅」で1か月弱ほど巡った総額出費は7万円程度でした(フェリー往復、ガソリン代、食費、その他すべて込)。
おまけ
青森
弘前
五所川原
1青森
2弘前
3五所川原
夏は「ねぶた」から、旅を始めよう!
毎年8月上旬に青森でねぶた祭が開催されるのは有名ですが、青森県内では同時期に他にもお祭りとかやっています。
弘前市の「ねぷたまつり」。こちらは扇型の平面的な屋台が特徴です。
五所川原市では「五所川原立佞武多」があります。こちらはビルのように高いねぶたが特徴で大迫力です。
いずれも複数日開催なので、それぞれお祭り巡りも楽しめます。

また、お祭りの時期には津軽海峡フェリー青森ターミナル前あたりに「青森ねぶたサマーキャンプ場」が無料で開設され、全国各地から旅行者、旅人が集まります。そして、青森のねぶた祭を観光するだけではなく、ハネトとして参加している人も多いです。そしてそのままフェリーで北海道を旅する人も多いです。

貴重な体験もできるので8月に旅してみては如何ですか?
~感想~
完全無計画な自由旅で北海道を巡りましたが、改めて北海道の広大さ、自然の豊かさを実感しました。各地域でそれぞれおすすめ観光スポットがあり、色々巡っているうちに時間が過ぎ、アッという間に1か月近く経っていました。時間の都合上、あきらめた地域や見られなかった観光名所がまだまだ沢山ありますので、また機会があったら行ってみたいと思います。

~これから旅行する人へ~
北海道一周など今は昔と比べかなり難易度も下がっていて、非常に旅しやすいです。道の駅も年々増えてますし、宿に困ったら漫画喫茶もあります。スマホ1つあれば写真、ナビ、お会計、ATM出金、各種調べ事、各種予約、なんでもできます。スーパー、コンビニ、衣料品店、銭湯、コインランドリーなども各地にありますので、困ることはほとんどありません。時間があれば、私みたいに無計画でも十分旅ができます。

私が旅中に困ったことは、写真、ナビ、調べ事など常にスマホを酷使していた為、「スマホの充電」。なのでモバイルバッテリー系があると良いです。また、見落としがちですが、長期であるなら爪切りがあると良いです。私は家に幾つかあるのに旅先で買いたくはなかったので、銭湯などで借りていました(笑)。あと、車やバイクの場合、地方に行くとやはりガソリンスタンドがほとんどなく、単価が高いので注意が必要です。私はしょっちゅう航続0kmで走ってました(笑)。信号も少なく、安定的に運行できるので燃費は伸びますが、移動距離が半端ないので1~3日で給油となります(笑)。