お知らせ
2024/05/28
ご案内
2024年「ブルーマーメイド」 官民合同訓練 (消防総合訓練)について
津軽海峡フェリーでは万一の事故に備えた安全対策及び危機管理訓練として、各関係先との連携強化と現場対応能力の向上を目的に随時訓練を行うことで、各役割を確認することで非常時においても迅速な対応が可能になるよう日々取り組んでおります。今回は実践に近い内容の官民合同訓練(消防総合訓練)を室蘭市、そして室蘭市消防本部と協力して行いました。
【概要】
訓 練:「ブルーマーメイド」 官民合同訓練 (消防総合訓練)
実施日:2024年4月22日(月)
概 要:「ブルーマーメイド」、室蘭市消防本部、当社において、フェリー停泊中の船舶火災事故を想定した官民合同訓練(消防総合訓練)
【訓練参加者】
70名 [内訳]乗組員:20名 当社:10名 室蘭消防:30名 乗客役:10名
【実施内容】
(1) 訓練種目
① 防火操練(車輛甲板火災)②避難誘導訓練、救助訓練 ③情報伝達訓練(消防への通報、非常連絡網による連絡)④救命訓練 ⑤船上教育
(2) 訓練想定
① 室蘭港荷役中のCデッキに積載した電気自動車から出火。船舶から消防(119)へ通報
② 乗組員による初期消火、延焼拡大、乗組員による乗客の避難誘導
③ スイートルーム(407号)乗客1名が負傷、負傷者を消防隊、救急隊による救助活動
【訓練総括】
(1) 本船と室蘭市消防本部との初めての統合訓練ではあったが、停泊中における電気自動車からの火災における各々の行動対応手順について各自確認する事が出来た。
特に本船からは実際に「119」の消防へ通報し、消防への通報内容や消防における消火作業や救助方法の手順を実際に確認・検証出来た事は今般訓練の大きな成果としたい。
(2) 本船では訓練用消火器を用いた初期消火を実施し、防火部署発令までの動作及び各部との連携は良好であった。
又、旅客を避難誘導する際は、非常配置表に基づく客室利用状況・人数把握・旅客の異常有無・避難時の優先順位を確認し、安全な避難誘導が行えた。
(3) 訓練終了後の船内での安全講習会においては、船内で倒れた人を発見してからAEDを使用するまで流れや使用の際の注意点等の救命手順に関する最新知見を習得する事が出来た。
他、船舶火災の事故事例を写真で確認し、類似の事故防止について共通認識を図った。
(4) 社内においては、本訓練に連動した情報伝達訓練を実施し、安全統括管理者及び社長までの情報伝達や非常対策組織の設置、安全管理規程及びISM上の緊急対応手順を再確認し、
危機管理の習熟度の向上に繋げた。又、非常バッテリー、持出し袋内の点検も実施した。
(5) 本船、室蘭市消防本部、会社との統合訓練により、関係官庁との連携と船舶火災対策を強化する事が出来、当社の防災・減災及び事業継続計画(BCP)の取組みの一環とする。
引き続き安全対策の継続的改善を図り安全対策を強化し、輸送の安全確保と安全への取組を継続していきます。
今後もお客様の安心・安全を第一に社員一同全力で取り組みます。