安全への取り組み
安全への取り組み
当社が日頃行っている点検活動・運航マネジメントについてご紹介いたします。
日々の点検について
船の点検活動
当社では出港前に船橋での航海計器類の作動確認、機関室内での機器類の作動確認を実施しています。また乗下船時のお客様の人数チェック、出航後の船内巡視を徹底しています。
船内巡視
当社の運航船舶は船内巡視を1航海(青函航路であれば約3時間40分の航海)につき2回以上実施し船内での異常の早期発見に努めています。
各種チェックリスト
重要な機器の日々の点検について、確認漏れが無いように当社独自に作成した各種チェックリストを使用しています。また、異常兆候の発見にも努めています。
運航管理について
海技免許保有者による訪船活動
安全統括管理者、運航管理者、乗船勤務経験を有する海技免許保有者(国家資格)による船舶訪問を定期及び臨時に実施、船舶のコンディションの確認や船員への指導・教育を行っています。
船舶の運航可否判断について
荒天時には安全管理規程にもとづいた適切な判断で運航継続・欠航を取り決めています。また、悪天候が予想される日は、24時間の当直体制で気象・海象を継続的に監視し、安全運航に努めています。
マネジメントシステムの継続的な改善について
内部監査について
社内に内部監査チームを設け、現行の安全管理体制の適合性・有効性の確認を定期的に実施しています。監査員は国際標準の内部監査員研修を受講した選抜の職員により構成されています。
運輸安全マネジメントについて
運輸事業の安全性の向上のため、経営トップから現場まで一丸となり、PDCAサイクルによる継続的な改善を行っています。平成27年7月には国土交通省の運輸安全マネジメント評価を受け、当社の安全管理体制の優れている点、改善点に関し助言をいただき更なる安全性の向上に努めています。
ヒヤリ・ハット情報等の収集・活用
重大な事故の発生の陰には、その前に多くの大事には至らなかったが「ヒヤリ」「ハッと」する小さなアクシデントが潜んでいる可能性があるといわれています。当社では日常業務の中でそのような「ヒヤリ・ハット」事例を社内で蓄積し、分析・活用することで、事故の未然防止に努めています。
ISMの取得について
ISM(International Safety Management)コードとは船舶の安全航行及び海洋汚染防止のための国際管理規則です。本規則に沿ったマニュアルを独自に作成・運用し、効果的に安全・環境保護体制を構築しています。内航船では取得義務はありませんが、当社では自主的に取得し、安全運航に努めています。