安全運航に関する基本理念
安全運航に関する基本理念(安全情報)
当社では経営理念内の『自ら定める「安全方針」を遵守し、「安全重点施策」を実行します。』という安全に関する企業指針に基づき、全社員が一体となり安全への取り組みを実行しています。
安全統括管理者及び運航管理者に係る情報
2024年4月1日現在
管理者名 | 社内における役職 | 選任年月日 |
---|---|---|
安全統括管理者 | 常務取締役 | 2020年6月1日 |
運航管理者 | 執行役員 | 2020年6月1日 |
安全方針
経営理念に基づき下記の3点を安全方針として掲げ、具体的な取り組みへの落とし込み・及び毎月の朝礼での唱和を行っています。
1.当社は、関係法令及び社内規程を遵守します。
1.当社は、安全最優先の原則を徹底します。
1.当社は、安全マネジメント態勢の継続的改善を図ります。

安全重点施策
安全方針に従い具体的な施策を実施するため、経営トップを含め1年ごとに安全運航のための目標を定めています。
2025年 安全重点施策について
⑴「【BRM】【ERM】の強化により、チーム全体の判断力と連携力を強化し、ヒューマンエラーに起因する重大な海難事故をゼロにする。特に【クロスチェック(相互
確認)】を徹底し、運航中に関わる事故を防止する。」
①BRM、ERM及びクロスチェックは、ヒューマンエラー防止に非常に有効的である事から引続き徹底させ、不安全行動の排除と事故の未然防止に努める。
②上記に関する外部講習の受講や各船におけるBRMの実施状況について第三者の確認点検を実施し、BRM/ERMとクロスチェックを強化し、重大な海難事故防止につ
いて継続的に取組む。
⑵「事故、ヒヤリハット情報等を収集・活用したリスクアセスメントを徹底し、重大な事故を未然に防ぎ、海難事故を防止する。」
①各船からのヒヤリハット情報を水平展開し傾向を分析するとともに、リスクを常に評価(リスクアセスメント)を徹底して重大な事故防止に努める。
⑶「安全及び自然災害等の防災・減災に関する教育・訓練等を確実に実施し、輸送の安全を確保するとともに緊急時の対応力と防災力の向上を図る。」
①安全を確保する為に必要な安全教育を継続するとともに、緊急時を想定した各種訓練を実施し緊急時の対応力の強化を図り、安全品質の更なる向上に努めていく。
②自然災害への対応力(防災力)を向上させるための情報収集を行い、平時から災害への「備え」について準備を行い、運輸防災マネジメントの取組みを継続する。
前年2024年度 重点施策内容の達成度総括について
⑴「【ダブルチェック】【指差呼称】【危険予知】の徹底により、不安全行動を排除し各種作業時の事故を防止する。特に荷役中の事故防止対策を強化し、車輛に係る
事故件数を10件以下にするとともに車輛甲板内の人身事故をゼロにする。」
<達成度/取組み状況>
「ダブルチェック」及び「指差呼称」「危険予知」は周知徹底されており、作業手順の確認・注意喚起等、作業者同士の情報の共有に努め、出入港作業等の各種作業における事故の未然防止につなげている。
※車輛甲板内の人身事故の発生は無く、車輛に係る事故は14件でほぼ横ばいであった。ダブルチェックはヒューマンエラー防止に非常に有効的であるため、次年度も引続き周知徹底させ、事故の未然防止に努める。(達成度:70%)
⑵「事故、ヒヤリハット情報等を収集・活用したリスクアセスメントを徹底し、重大な事故を未然に防ぎ、海難事故を防止する。」
<達成度/取組み状況>
安全管理システムの中で継続的に取組んで実施している。又、ヒヤリハット情報を社員全員へ共有して、傾向と対策を見出し重点項目として対応策を講じた。
※本情報は重要な内容であり、次年度も安全重点施策に掲げ、データの分析方法等を更新して継続的に取組み、安全意識の向上につなげる。(達成度:70%)
⑶「安全及び自然災害等の防災・減災に関する教育・訓練等を確実に実施し、輸送の安全を確保するとともに緊急時の対応力と防災力の向上を図る。」
<達成度/取組み状況>
本年度は特に「自然災害への備え」に関する安全教育を行い、防災に関する意識向上及び重大な事故の未然防止について周知徹底を図り安全レベルの向上を図っている。特に、函館港におけるBCP対策として非常用発電機の設置や火災事故に関する訓練を官民・船陸合同で実施した。次年度も安全重点施策に掲げ、対策を強化し運輸防災マネジメントの取組みを継続していく。(達成度:90%)
安全情報 2025年1月
安全管理規程の遵守
安全方針に基づき、当社の船舶運航業務を安全、適正かつ円滑に処理するための責任体制及び業務実施に明確な基準を設けています。